キッチンリフォーム費用

母親がリフォームしたい、と言い出しました。

築十年の一戸建てです。

「まだ新しいじゃない。」と驚きますと、
「換気扇が汚れて壊れてしまった」、と言うのです。

「それならば、換気扇を交換しましょう。」と提案したのですが、
母親は、リフォームのキッチンカタログを既に数冊入手していました。

そして、どのキッチンが良いかしら、と夢を膨らませている様子でした。

今は、対面キッチンです。決して古くはありません。

聞きますと、換気扇は、一度も掃除はしていないという事でした。
換気扇の取り換えをもう一度提案しますと、
対面式が使いにくい、という意見が帰ってきました。

対面式は既に新鮮さを失くしていたようです。

母のキッチンですから、母の好きなようにするのも良いかもしれない、
と考えて、様子を見守ることに決めました。

しかし、四階建ての家屋すから、老後に備えて、エレベーターを取り付けるのはどうか、
という提案をしましたが、足蹴にされてしまいました。

どうしても、新しいキッチンにしたいようなのです。

勿体ない、と僕は思うのですが、母のお金ですから仕方ありません。

遺産の残りでもあるのでしょう。

母は張り切って、カーテンや家具までも、
新しい物に取り換えるのだと言って、
オーダーカーテンの冊子も何処からか入手しておりました。

カーテンも、十年間使ったから、買い替えると言っていました。

洗濯は、一度もしたことがないらしいです。

そういえば、この家を建てる時も、新しい家を建てたい、と言い出したのは母でした。

住まいやインテリアのことが好きなのです。

餅は餅屋、と言いますので、任せてみることにもう一度決心をしました。

キッチンのリフォームによる見積もりは、
思ったほど高くなく、百万円ちょっとでした。

床材などは、以前のままで、対面式のキッチンを取り払い、
壁に沿ったコーナーキッチンにする、という事でした。

地元の工務店に頼んでいたらしく、工事が始まりますと、
一週間ほど外食をすることになりました。

完成しますと、母は上機嫌で、近所の友達を招待しています。

新しくオーダーしたカーテンも仕上がり、
部屋は明るく、生まれ変わりました。

「良かったね。」という僕に母親は満足気に微笑んでいます。

今回は、キッチンでしたが、次は何処になるのだろう、
と私は何となく思いました。

母は、リフォームが大好きなのです。

せっかく建てた家ですから、また新築されるよりも、
リフォームを楽しんでいる方が私としましてはちょっと安心です。




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リフォーム 実例

マイホームをお持ちの方で建て替え、住み替え、リフォームで迷っている方は多いと思います。

正直言ってリフォームがこの中では一番安く済むので出来ればリフォームで解決したいところですが、必ずしもそれがベストとは限りません。

私の場合50歳の頃に子供が大学に進学し上記のオプションの中でどれを選ぶかを真剣に3年間考えた結果リフォームを選びました。

一軒家なので子供がいなくなると夫婦二人では広すぎるので最初はマンションを買おうかと思っていたのですが、子供の就職先の進路が地元の企業になりしばらくは自宅から通うこと、結婚したら孫と遊べる機会が増える事、家が近いと子供に介護をしてもらいやすいなどマイホームを持ったままリフォームするだけでも十分であることに気が付きました。



実際に建て替えに比べると費用が浮きましたので一部を介護の費用、孫の教育費の為にとり置いています。人は金じゃないとは言いますが金に余裕があったり残してくれるほうが感謝されるに決まっています。

将来のことを考えると貯金があるほうが安心して暮らせます。実際にリフォームの方ですが、まずは耐震性が大切です。

基本的に1985年付近の物件であれば現代の耐震制度に対応しているのでそう簡単には潰れません。そうでない場合は一度専門家に相談したり地盤調査を行ってもらったほうがいいでしょう。

あとは周辺地域の変化にも目を向けたほうがいいです。周りで土地開発が進み始めている場合、現在住んでいる土地は将来的に上がる可能性があるのでリフォームの方がいいです。

例えば近くに高速道路や商業施設が出来ると利便性が上がり土地の価値が上がりやすくなります。

しかし町全体の少子高齢化が進み人口が減り始めると将来的には土地の価値が下がる可能性が高いので売れるうちに売ってしまって他の地域に住み替えるほうが得です。このようなことを考慮してリフォームが良いと考えた場合、バリアフリーを意識したほうがいいです。

年を取ると段差がしんどくなるので玄関の段差を低くしたり、万が一車いす生活になっても大丈夫なようにドアや廊下の幅を車いすでも楽に通れるぐらいの幅に広げたほうがいいでしょう。

あと掃除が楽なフローリングを選んだほうがいいです。

私は90歳越えの祖父の介護をしたことがあるので分かるのですが、少々汚いかもしれませんが尿がこぼれることがあり絨毯ですと掃除が大変です。

あと握力が弱くなりコップから液体をこぼすこともありますので将来的なことを考えるとフローリングの方が楽です。

老後は決して明るいものとは限らないので出来るだけ負担の少ない老後を意識してリフォームをするといいと思います。

プロフィール

コーディネーターさちえ:コーディネータとして家作りに参加していると、設備の移り変わりや進化、良いところも見えてくるようになりました。メーカーのショールームに行くとちょっとした工夫に改めて納得。プロの目でも、素人目でも、よいところ、こだわりポイントが分かってきました。